良き相棒

そう言えば、私の旅の良き相棒であるバイクに関して、ここにはほとんど書いてませんね。タンデムツーリングで、快楽を最大限に、疲れを最小限にしたいと考えた私なりの選択がこのバイク、1998年式の BMW R1100RT でした。

ドイツ車と日本車の考え方の違いもあって、購入当初はいろいろ悩まされもしましたが、慣らしが終わる頃(1万kmぐらい)には、このバイクにすっかり魅せられている自分がいました。未だに乗る度に感心してたりします。そんな良き相棒と出会えたのは、幸せなことなのでしょうね。共に旅するようになって満6年が経ち、走行距離は5万kmを少し越えました。

整備重量275kgという巨体は、取り回しという意味ではホントに大変です。特にセンタースタンドを外す時は、倒しやしないかといつもヒヤヒヤします。しかし、いったん走り出してしまえば、低重心なボクサーエンジンのメリットで、重さを感じることはありません。細かいことを言い出せばキリがありませんが、雪の日は別にしても、雨の日でも風が強い日でも恐怖を覚えることなくいつもと同じように走れるのが、このバイクの一番偉いところかな〜と思っています。ソロでも、タンデムでも、荷物満載のタンデムでも、操縦性がほとんど変わらないのも、よくよく考えればスゴイことです。

懸案だった高速道路での二人乗りが、法案としてやっと提出されようとしています。相棒の本領が発揮できる日が、ようやく近付いてきました。