Ricoh XR500との出会い

借り物で、手元にあったのはわずか2、3カ月でしたが、撮影することの楽しさを教えてくれたのが Richo XR500 でした。名前の通りにシャッタースピードの高速側が1/500秒に制限された廉価な一眼レフで、今にして思えば凡庸なスペックで、動作も安っぽいフィーリングでしたが、初心者が扱うカメラとしては十分でした。標準レンズとケース付きで「サンキュッパ」を実現し、一眼レフの最多販売記録を作ったカメラでもありました。

製品情報 / 35mmカメラ | Ricoh Japan

回る風車でシャッターの高速側を試し撮りした一枚です。縦走りフォーカルプレーンシャッターの特性が典型的に現れて、上下の羽根が歪んで写っているのがよく分かります。

このカメラから反面教師的なことも含めて学んだ結果が、1/4000秒 ＆ X接点1/250秒の高速シャッターとTTLダイレクト調光を備えた Nikon FE2 の購入に繋がります。