写真発掘

雪の朝の455系
凍てつく朝
1434M (東) クハ455-53
東北本線 長町−仙台
青森方を望む
1986年12月
Nikon FE2
Tokina 70-210mm
Fujichrome 100 / RD
f4 1/125秒

ちょっとだけ部屋の整理をして、ポジやネガへの家内アクセスを容易にしたら、存在をすっかり忘れていたポジがまとめて十数本出てきました。あわててメモを探して照合したら、どこかにまだポジが埋もれているようです。それはおいおい探すとして、まずは発掘された写真を使って rusts & weeds に古い車輌ネタを何本か書いています。もうしばらく続く予定です。よろしくお付き合いください。

『錆と雑草』というコンセプトで現役の線区や車輌を採り上げるのは心苦しくもありますが、切り口をそれなりに工夫して、"失われた昨日"を表現したつもりでおります。それでも使える場所が見つからない写真は、このページのように言い訳をしながら掲載します(笑)。

雪の日の朝、通い慣れた踏切でカメラを構えて待っていたら、右カーブの先に私がいることに気付いた運転士が、ヘッドライトをサービス点灯してくれました。速めのシャッターが切れるほど明るくなかったので、ロング気味のタイミングでレリーズ !! 練習のつもりで数を重ねた455系の写真の中でも、ひときわ印象深い1枚になりました。

「有名撮影地で"あの写真"と同じように撮る』という発想が持てなかったので、私の鉄道写真は自らロケハンして撮影したものばかり。よく言えば足で稼いだ写真ということになりますが、悪く言えば行き当たりばったり(汗)。背景がうるさかったり、必ずしも順光ではなかったり、今にして思えばダメダメな写真のオンパレードです。まあ、習作ってことでひとつ…。

考えて、撮って、考えた通りに撮れているか、他に問題はないか、上がりをチェックして、次回に反省点を活かす。今はデジカメがあってよかったと思いますね、ホントに。